米粉パンと奮闘記(失敗編)
日本人として、グルテンフリー粉の代表格といえば「米粉」ではないでしょうか。
お腹に優しく、ふわふわもちもち♪ 米粉を使った焼き菓子や蒸しパンはよく作るのですが、ふと、100%グルテンフリーの米粉パンがやってみたくなりました。
これまで発酵や菌の力を重要視しすぎて、「粉」そのもののについて知ろう!とすることはなかったのですが、今回の挑戦を経て、素材そのもののしくみや性格を知ってあげる必要性を感じました。
粉、奥深し、です。。。
使った材料は、秋田県産米粉、普段かけ継いでいる米麹酵母さま。
ちゃんとしたレシピは無い💦ので、イーストを使ったレシピの材料比率を参考に実験です!米粉、きび糖、お塩を混ぜたボウルに酵母液をまぜまぜ、粉とだいたい同量のぬるま湯を入れて・・・あれ?水分吸収しまくり!!なめらかな生地になるまでめっちゃ追い水することになりました。
その後1次発酵、2次発酵を経ると、すっっっごく元気に!発酵してくれて、わたしはときめきました。
しかーし、焼成後、しょぼーん(´・ω・`)
わたしもしょぼーん(´;ω;`)
やはり吸水がすごいからといって水入れすぎたのか・・・?
その後、とっても美味しい!酵母パンとポン菓子のお店「ぴんぽんぱん」さんに、季節限定の「いちごパン」を買いに行き(めちゃくちゃ美味です!)、相談してみました。https://www.facebook.com/fukui.pinponpan/
原因は、米粉の「デンプン損傷」でした。デンプン損傷が起こった米粉は、たとえうまく発酵しても、焼いたときにしぼんでしまうそうです。(古い米粉も同様) これは米粉の精製過程の違いで起こるそうで、だから巷ではちゃんと「パン用米粉」が売られているんだな、と納得・・・。なんでもありあり精神ではいけないと痛感しました・・・。
(ちなみに、米粉パンには「ミズホチカラ」という微細粉の専用粉がポピュラーです。)
デンプン損傷した米粉にはデンプン(もちっとねばねば)のかわりとなる「つなぎ」を入れればふくらみが維持されるとのことで、山芋とかかぼちゃのペーストとかでもいけるそう!
「この手持ちの米粉でなんとかしたい」火が付いた私は再チャレンジしました。
今度は、片栗粉と山芋のすりおろしをいれてリベンジ!
おっ!今回の吸水は適切な加減・・・!
発酵もふっくら膨らんで、期待に胸も膨らみました。
が、
見よ!この惨敗具合・・・
見事にぺしゃんこ。パリパリのおせんべいとういろうが出来上がりました。
わーーーん、もうこの粉ではアカンのかなぁ。。。
その後、気を取り直して普通の米粉ケーキを焼きました。
ベーキングパウダーの力を借りれば膨らむってことは酵母との相性もあるのだろうか・・・。
本当に、料理は科学。
レシピ見て、ちゃんと前例に従えばこんな苦労しないのだけど💦湧き上がる実験魂(笑)
格闘は続きます。(成功編が書けるかは、謎です笑)
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