ミタハーラ yoga的食事法
ここ最近ずっと、テレビの影響もあって100円回転ずしに行きたがっていた父。
今日も、私が「行かない」って出かけようとしたら悲しい目をするから、しゃーないな~、ごはん付き合うんでも親孝行か…と思って行きました。ス〇ロー、10年ぶり2回目。10年前初めて行ったのは大学1回生、大阪池田で(笑)
※わたしは主にヴィーガン食ですが、身体が欲するときは動物性の物もいただく、フレキシタリアンです。
100円~150円がベースなだけにネタはちっちゃく、質より量。結局多く注文するから、他の100円じゃない地元の回転ずし行くのと結局値段変わらんし、そこだと地物中心だから味も満足するのではないか…と思った。(ごめんなさい🙇)
そして、食後に残ったなんだかもやもや感…。
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春休みだからか、店内は順番待ちがあるほど大盛況!
ざわざわ、注文ブザーがあちこちでひっきりなしに鳴っている。
そして食べては食べてはタッチパネル。せわしない父は「これ(タッチパネル)ばっかいじってるでなんか食べてる気せんわ~」と自分で言っている。
私たちが座った席は厨房の壁の前で、うっすらと、向こう側でお寿司を準備している従業員の方たちが見えた。混んでるから、めっちゃ、忙しそう…。回ってくるお寿司のネタ、ずれ落ちている頻度が高かった。
結局、こういうことです。
食べる環境の大切さ、食べ物を扱う人のきもちや状態、食べる時の心構え、
これらで、食後の満足感、身体の気持ちよさや状態が、てんで変わってくる。
ヨーガの世界では、適切な食事の在り方を「ミタハーラ」と呼びます。
ちょうど、寿司から帰ってきて「ハタ・プラディピカー」の学習の続きをしてたらこれが出てきて、うわー、まじでタイムリー!でした…(笑)
心地よい空間で、清らかな心で食べ物と向き合い、感謝していただく。
そして、清らかな食べ物は清らかな思考をもたらし、清らかな身体をつくる。
→修行(アーサナやプラーナヤーマ、瞑想などヨーガのプロセスぜんぶ!)がスムースに行えるから、ヨーガのゴールに至るために、大切な要素!!
だから、ヨギーにとって、食は大切な一部であり、わたしもこの観点から食の世界にのめり込んだのでした。
「食」が「身体」をつくる。どちらも、サットヴァ(純性)ラジャス(激性)タマス(鈍性)という3つのグナ(質)で表されることからも、食と身体のつながりが理解できます。
ミタハーラでは、食事時の胃の中において、固体は1/2、水分1/4、残り1/4は空っぽにすべし、(つまり食べ過ぎNG)ということも含まれます。
食べ物の「質」はもちろん、適切な「量」も大切なのです。
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もちろん、お店の店員さんたちはいっしょうけんめい頑張っています。でも、こんだけ忙しいと、どうしても”数を捌く”ように食べ物を扱ってしまうと思います。
だから、わたしはやっぱり1対1で、作り手が見えるごはん屋さんの、愛情こもったごはんを選びたい。私も作り手として、栄養と共に愛情もたっぷり届けたいと思っています。
そしてやっぱり、テレビ見ながら、食事したくないよ。
家族と暮らすときに避けられないこの問題…。人間て順応性が高いから、何に関しても「慣れ」がきちゃうけど、わたしはテレビを前に食事する違和感をなくさないでいたい、と改めて感じた、年度末でした。
明日から、4月!!
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